滋賀県彦根市での矯正歯科・審美歯科・インプラントはヒコネ矯正歯科にご相談ください。

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矯正治療における一般的なリスクと副作用について

矯正治療の副作用について

矯正治療において、多少なりとも副作用を伴うことをご理解頂いたうえで、治療に臨まれることが重要と考えております。

. 歯根吸収

歯に矯正力をかけると、歯根の先が少しずつ短かくなることがあります。これが歯根吸収と呼ばれるものです。実はこの現象、微細なレベルではほとんどの歯根に生じていると言われますが、レントゲン写真などで視認出来るまでのレベルになると問題です。歯の寿命を縮めることになるからです。原因や好発部位に関する報告はいくつか存在しますが、吸収のメカニズムについては不明なことが多く、事前の予測や事後の対処がほぼ不可能なのが厄介です。気をつけることとしては、私たち術者側では、歯に過大・長期間の力をかけるのを避けること、患者さん側では、清潔に努めて炎症などの増悪要素を作らないことなどが挙げられます。

2.う蝕・歯肉炎・歯周病

矯正装置のような異物が口腔内に常在すると、自浄作用が働きにくくなって衛生状態が悪くなりがちです。衛生状態が悪化すると、口腔内の細菌叢のバランスが崩れて特定の細菌が増殖し、これらがう蝕・歯肉炎・歯周病を引き起こすと考えられています。対策としては、清潔にすることに尽きます。具体的には、毎食後のブラッシングを行うこと、歯科医院での定期的なメンテナンスを受けること、偏った食生活を避け、ある程度の自浄作用が期待できる口腔内環境をつくること、などが挙げられます。

3.顎関節の不調

矯正治療を開始すると、開閉口時に顎の関節部に雑音や痛みが出ることがあります。大半の場合では、時間の経過とともに緩解し、大事に至ることは稀なのですが、重度になると、開口するのも辛い、所謂、顎関節症と呼ばれる状態にまで進んでしまうことがあります。歯列・咬合と顎関節症との因果関係については、これもまた、未だよく分かっていません。また、顎関節は四肢の関節とは異なり、複雑かつ独特の形態・動きを有するため、積極的な治療を行いにくい部位でもあるのです。前述の通り、大半の場合では大事に至りませんから、大開口(大きく口を開く)や硬いものをかじるといった負荷のかかる動きを控え、ゆっくり臼歯で咀嚼する習慣を身につけるなどの方法で対処するしかありません。

上記リスクに共通することは、①発現のメカニズムが解明されていないこと、②有効な予防法や治療法がないことで、このことが矯正治療に不安な影を落とします。症状によっては、治療計画の変更が必要な場合もあります。

高頻度に併発するものでないことがせめてもの救いなのですが、これらのリスクを有効に回避出来る手段が近いうちに見つかることを期待しています。

矯正治療における一般的なリスクと副作用について

 

  1. 矯正歯科装置装着後に違和感、不快感、痛みなどが生じることがあります。
    一般的には数日間~1、2週間で慣れてきます。
  2. 歯の動き方には個人差があります。そのため予想された治療期間が延長する可能性があります。
  3. 矯正歯科装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院など、矯正歯科治療には患者さんの協力が必要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
  4. 治療中は矯正歯科装置が歯の表面に付いているため食物が溜りやすく、また歯が磨きにくくなるため、むし歯や歯周病が生じるリスクが高まります。
    したがってハミガキを適切に行い、お口の中を常に清潔に保ち、さらにかかりつけ歯科医に定期的に受診することが大切です。
    また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
  5. 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることや歯肉がやせて下がることがあります。
  6. ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
  7. ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
  8. 矯正歯科装置などにより金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
  9. 治療中に顎関節の痛み、音が鳴る、口が開けにくいなどの顎関節症状が生じることがあります。
  10. 治療の経過によっては当初予定していた治療計画を変更する可能性があります。
  11. 歯の形の修正や咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
  12. 矯正歯科装置を誤飲する可能性があります。
  13. 矯正歯科装置を外す際にエナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
  14. 動的治療が終了し装置が外れた後に、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす必要性が生じる可能性があります。
  15. 動的治療が終了し装置が外れた後に保定装置を指示通り使用しないと、歯並びや咬み合せの「後戻り」が生じる可能性があります。
  16. あごの成長発育により咬み合せや歯並びが変化する可能性があります。
  17. 治療後に親知らずの影響で歯並びや咬み合せに変化が生じる可能性があります。
    また、加齢や歯周病などにより歯並びや咬み合せが変化することがあります。
  18. 矯正歯科治療は一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。

(日本矯正歯科学会HPより抜粋)

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